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ビジネスイベントのDX化をかなえる 「JCD Event Platform」

配信〜マーケティング管理までをワンストップでサポート

2020年9月、イベントを主催したい事業者がオンライン上でイベントを開催し告知・集客ができるポータルサイトとして「JCD Event Platform」がオープンしました。さらに、12月にはその機能を拡張し、イベント告知・集客からチケット販売、参加者管理、配信、事後データ分析までを搭載したプラットフォームとしてお使いいただけるようになりました。本記事では、その機能とメリットをご紹介します。

◆参考:2020/11/12リリース
ビジネスイベント向けのデジタルプラットフォーム「JCD Event Platform」機能拡大
https://www.jtbcom.co.jp/news/2020/1112.html

イベント主催者の使いやすさを追求した新機能

昨年12月に実施したアップデートでは、イベント主催者のユーザビリティをアップさせる機能を拡充しました。機能拡充された「JCD Event Platform」には、イベント制作、告知・集客、チケット販売・決済、参加者管理、スポンサー募集・プロモーション、イベント配信、イベントデータ分析といったイベント制作における機能が搭載され、ビジネスイベントに必要となる要素がワンストップで利用可能なプラットフォームとなっています。さらに、イベント主催者とサプライヤー(イベント制作会社)をつなげる「マーケットプレイス」機能も加わり、リアルで対面することなくオンライン上でイベント制作会社へ発注することも可能です。

「JCD Event Platform」は、これら多機能なイベントプラットフォームであるにもかかわらず、ユーザーフレンドリーで使いやすく、管理のしやすいインターフェイスを備えています。たとえデジタルプラットフォームの使用経験があまりないイベント主催者の方だとしても、直感的で簡単に設定を行い、スムーズにオンラインイベントを実施することができるようなプラットフォームです。

「JCD Event Platform」サイト トップページ
「JCD Event Platform」サイト トップページ



「JCD Event Platform」イベント主催者向け管理画面の例
「JCD Event Platform」イベント主催者向け管理画面の例

開発背景:新型コロナウイルスが変えたイベントのあり方

新型コロナウイルスの影響は、社会に様々な影響を与えています。ことイベントにおいても例外ではありません。これまでに多くの法人企業や行政が主催してきた既存イベントは、中止や延期、規模縮小での開催を余儀なくされてきました。今までリアルで開催していたビジネスイベントなども、「Web会議システム」や「Webセミナーシステム」といったオンライン開催へとシフトし、デジタル化の波を受けています。このように、イベントをオンラインで実施することがスタンダードとなった環境下で、多くの方に簡単にオンラインイベントを開催していただけるようなプラットフォームを構築したい。「JCD Event Platform」はそのような思いで開発されたプラットフォームです。

これまではリアルでのつながりが多かった、イベント主催者とサービスプロバイダー、そしてイベント参加者同士が、「JCD Event Platform」を通じて、単発のオンラインセミナーでつながるばかりでなく、今後の継続的な関係構築ができるよう支援するシステムです。

「JCD Event Platform」イベント主催者向けの主な機能

イベント主催者向け機能全体イメージ図
イベント主催者向け機能全体イメージ図

(1)オンラインイベント配信機能

プラットフォーム内にオンラインイベント配信システム(ULIZA※)を搭載。イベント主催者は、他のオンラインイベント配信ツールの用意がなくても、オンラインイベントを配信することが可能です。また、配信動画は「JCD Event Platform」にログインした上で、さらに配信機能を持つ「イベントルーム」に入室した参加者のみが視聴できる仕組みのため、セキュリティ面でも安心してご利用いただけます。事前に録画したものを配信するオンデマンド配信と、生配信を行うライブ配信どちらでも対応可能です。
※ULIZAは、株式会社PLAYが提供するクラウド型の動画配信システムです。

「JCD Event Platform」配信機能のアクセス制御
「JCD Event Platform」配信機能のアクセス制御


「JCD Event Platform」でのオンラインイベント配信画面の例
「JCD Event Platform」でのオンラインイベント配信画面の例

(2)イベントの実施サポートをオンライン上で発注

イベント実施にあたり、プロの機材やスタッフの手配が必要な場合にも、「マーケットプレイス」からイベント制作会社へ手配することが可能です。(別途、有料オプションとなります)

(3)イベントデータは、ダッシュボードで閲覧可能

各イベントデータを分析できるダッシュボードをご用意。参加者属性データ、視聴データなどがCSV形式でダウンロードでき、今後の運営改善にお役立ていただけます。

「JCD Event Platform」ダッシュボード画面イメージ
「JCD Event Platform」ダッシュボード画面イメージ

担当者インタビュー

Q.活用イメージを教えてください。

たとえば・・・これまで対面を中心とした営業展開やリアルイベントによるマーケティング活動を行っていた企業の担当者さまが、営業効率の改善とマーケティングの強化を図りたいという場合を想定しています。

「JCD Event Platform」活用イメージ
「JCD Event Platform」活用イメージ

Q.JCD Event Platformは、どのような方に特に使っていただきたいですか?

地域や規模を問わず、全国のマーケティングにお悩みを持つ企業様に使っていただきたいですね。オンラインイベントならではのメリットとして、大都市圏の企業のみならず、地方に拠点を置く企業であっても距離や時間制約を受けないため、企業のマーケティング活動やCSR活動が行える点があげられます。

これまでJCDでは、どちらかというと都市圏に拠点を持つ規模の大きいクライアントのイベントを数多く手掛けてきました。一方「JCD Event Platform」では事業分野や会社規模を問わず、幅広いクライアントのお役に立てるのではないかと思っております。特に、これまでリアルで50-100人規模のセミナーを自社内のリソースで実施していたのだが、リアルのイベントの実施がしづらい今、それをオンラインで実施してみたい、でもどう手をつけていいのかわからない・・・というような状況の主催者様に多く参画いただいています。

オンライン化によって、主催者・参加者の対象エリアを日本全国へ裾野を広げられることで、これまでリーチできなかったお客様に接点を広げ、新たなマーケティングにつなげていただければと思います。

Q.どのくらいの準備期間でオンラインイベントが実施できるものなのでしょうか?

あらかじめ主催者登録いただいているクライアントで、配信できるイベントの素材がお手元にあるという前提であれば、極論でいうと前日の準備でもオンラインイベントを配信いただけます。ただし、配信する映像制作の部分からはじめたいというところであれば、内容にもよりますがたとえば1ヶ月前くらいにお声がけいただければ、映像制作・配信準備し当日の配信というスケジュールは十分可能です。

収録にはオプションにて、弊社でオンラインイベントに必要な機材を備えた「JCDスタジオ」もご利用いただけます。また、集客はミニマムで3週間みていただければと思います。準備期間が1ヶ月からというのは、たとえばリアルで500-1000人集めるイベントですと会場手配も含めて6ヵ月以上前から準備が必要なことに比べると格段に期間が短いので、より効率的なマーケティング活動を進めていただけるのではないかと思います。

Q.担当者が考える一番の導入メリットとは?

オンラインイベントの集客だけではなく、決済、オンライン配信、データ活用までワンストップでできるという部分が一番の強みだと思っております。配信までワンストップで一括して搭載したシステムは、これまでなかったので。イベント実施結果のデータが蓄積できることで、効果測定をスムーズに行っていただける点もメリットかと思います。

また、私たちがリアルイベントで培ってきたノウハウや知見をオンラインイベント制作においてご利用いただける点もメリットになると考えます。プロのイベントプロデューサーが、事前の制作準備からイベント当日の配信まで全ての工程にわたりお手伝いさせていただくこともできますので、クオリティの高いイベントを実施いただけます。

JCDスタジオでのオンラインイベント実施風景
JCDスタジオでのオンラインイベント実施風景

Q.JCD Event Platformとして今後目指していきたいことについて教えてください

新型コロナウイルスが収束した後に、すべてのイベントがリアルでの実施に戻るということは、まずあり得ないと思います。今後はリアルとオンラインを併用したハイブリッド型のイベントが主流となっていくことでしょう。そのなかで「JCD Event Platform」としては、オープンなプラットフォームとしてあらゆる規模のお客様に向けて、ユーザー企業ごとのニーズにあわせてカスタマイズできるような形にしていきたいと思っています。さらに、ターゲットを絞ったクローズドなイベントにも対応できるようにしたいですね。

今後こうしたシステムが一般化することで、マーケティングとしてのイベント利用がより増えるといいですよね。そのためにも「JCD Event Platform」がイベントマーケティングツールのフラッグシップとなるよう、これからも精力的に取り組んでいきます。私たちJCDでは、「JCD Event Platform」を通して最適なマーケティング成果を得られるよう、これからもクライアントのみなさまに寄り添った開発をしていきたいと思っています。

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