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JTBコミュニケーションデザインの様々な取り組みをご紹介します。

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施設の集客力アップを仕掛け、賑わいの創出を目指す

横浜・みなとみらい地区2大施設の関わりを通じての取り組み

1980年代から再開発計画が推し進められている横浜・みなとみらい地区は、日本有数の商業やビジネス、観光エリアであり、現在も商業ビルや新たな会議場、アミューズメント施設、ホテル等の開発が進んでいます。エリアマネジメント事業部では、この地区のシンボルでもある「横浜ランドマークタワー」69 階にある展望フロア「スカイガーデン」の運営・プロデュース、「日本丸メモリアルパーク」のコンサルティングを担当しています。施設の集客力を向上させ、事業を通じて地域活性を目指す、両施設の担当が取り組みと今後の展望について語りました。

50カ所を超える全国の施設を運営・プロデュースし
培ってきた経験やノウハウを活かす

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貞富
エリアマネジメント事業部では、公共の文化施設や観光施設のほか、民間の施設などの運営・プロデュースに携わっています。東京・中野区で文化ホールなどを有する「なかのZERO」や、墨田区の「すみだ生涯学習センター」、東京駅の総合観光情報センター「東京シティアイ」など、全国で50カ所以上の施設を手がけ、横浜・みなとみらい地区では「横浜ランドマークタワー69階展望フロア スカイガーデン」と「日本丸メモリアルパーク」の運営管理やコンサルティングに携わっています。

私自身は2012年に入社、主に施設管理運営事業の営業担当として新規営業や立ち上げ業務、既存施設の管理業務を行ってきました。現在は、「横浜ランドマークタワー69階展望フロア スカイガーデン」の運営副責任者と、営業・イベント担当という立場を担っています。

相澤
クライアントが運営している施設に対し、外部の視点でのコンサルティングや施策提案など、サポートする形でお手伝いするケースもあります。私が担当している「日本丸メモリアルパーク」に関しては、これまでの当社業務を生かしての運営ノウハウや事例のご提供、集客力向上のための施策、「横浜みなと博物館」のミュージアムショップのコンサルティングを行っています。

貞富
約50カ所の施設を運営・プロデュースしている実績、積み重ねてきた経験やノウハウは、クライアントに評価していただいている点であり、当社の強みではないかと思っています。

相澤
また、集客力向上のための施策については、プロモーション事業部とも連携してクリエイティブなど含めて具体的なアイディアをご提案しています。

魅力ある横浜・みなとみらい地区の2大施設に携わる

貞富
地上70階、高さ296mの「横浜ランドマークタワー」69階にある展望フロア「スカイガーデン」を、今年4月から当社が運営管理しています。コロナ禍でリニューアルオープンが6月19日となり大幅に遅れましたが、"YOKOHAMA360°"をコンセプトにした展望フロアは一周ぐるりと回ることで横浜を知ることができます。又、地上273mからのパノラマ眺望は1993年の開業以来変わることなく人気です。この度のリニューアルではひな壇状になった席もあるので、ドリンクを片手にゆっくり過ごすことも可能です。横浜の街が床や壁に投影された空間で歴史や文化を体験できる「空中散歩マップ」や、"横浜・神奈川"と"空"に特化した約2000冊の本を厳選したコンセプト型ライブラリー「横浜・空の図書室」など、横浜の魅力をたっぷり堪能できます。ちなみに「横浜ランドマークタワー」は、関東エリアではナンバー1の高さのビルです!天候にもよりますが、富士山や千葉の房総半島まで見ることができ、夕景や夜景もオススメです。また、分速750m、時速45kmのエレベーターも設置されていて、これは日本最速。降下スピードだけなら世界一の速さです。

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チケット販売や来場者への接客対応などのサービス、またコロナ対策を万全に行うことなどは当然ですが、それに加えて集客アップの使命も感じています。十分に魅力のある施設なので、当社が関わることでプロモーションを強化すると共に、「スカイガーデン」でのイベントの企画立案や貸しスペースとしての対外的な利用促進を図っていきます。また、過去にやってきたイベントはアニメや映画、ゲームなどのイベントコンテンツが中心でしたので、横浜・みなとみらいエリア全体が交わるようなイベントや、今までやってきていない音楽コンテンツなどのイベントも提案できればと思っています。ほか、JTBグループのネットワーク・リソースを活用したイベントスペース誘客施策も積極的に働きかけています。集客に紐づくところを非常に期待されていると思いますので、そういったところにも力を入れていき、当社に頼んで良かったと思われるように、期待を裏切らないような取り組みができるよう励んでいます。

相澤
「日本丸メモリアルパーク」は、初代・帆船日本丸や横浜港の歴史や役割がわかる「横浜みなと博物館」などのあるウォーターフロントパークです。この帆船日本丸は、海上で保存されている帆船として日本で初めて重要文化財に指定されました。船齢90歳を迎えた練習帆船をそのまま展示しているので、船員(実習生)が過ごしていた食堂や医務室、船長公室、機関室などの見学もできます。「横浜みなと博物館」には、アンクルトリスの広告デザインや船の絵で知られる画家・イラストレーター柳原良平氏の作品を展示する「柳原良平アートミュージアム」も併設。日本で唯一の柳原良平氏の常設展示施設で、2018年のオープン以来、相乗効果で「横浜みなと博物館」に訪れる女性の方も増えています。

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また、駅からのアクセスが良く、周辺に様々なスポットのある「日本丸メモリアルパーク」は、観光に便利な好立地。帆船日本丸の外観はテレビドラマにもたびたび登場するほどの人気スポットですが、中に入れることがあまり知られていません。レトロでフォトジェニックな雰囲気があり、博物館内には船のシミュレーターもあるので、カップルやファミリー層、写真好きな方にももっとアプローチしていこうと考えています。施設全体の運営管理業務を改めて見直し、集客や広報、プロモーション業務をサポート。集客のためのイベントの企画や配信用動画制作なども進行中です。

施設を拠点としたヨコ連携で
回遊性を高めて地域ファンも増やす

相澤
横浜・みなとみらい地区は、個々の施設の集客力が強いという特徴がありますが、ひとつの施設だけでは終わらせずに、回遊性を高めるためのヨコ連携も大切なことだと思っています。エリアマネジメント事業部では個々の施設運営だけでなく、施設を拠点に周辺も含めて盛り上げることで地域に貢献したいと考えています。

貞富
私はエリアマネジメント事業に約10年間携わり、施設を拠点として地域のお祭りやイベントに関わらせてもらうことも非常に多いんです。例えば、子供向けのワークショップが地域の次世代育成となり、地域の人達が笑顔になってくれる取り組みにはやりがいを感じますね。施設の運営管理にとどまるのではなく、アプローチ法を工夫し、地域貢献を意識して仕事をしていくことにもおもしろみを感じています。イベントができ、貸しスペースとしても利用できる「スカイガーデン」も活用法はいろいろあります。「スカイガーデン」を運営・プロデュースしていくことで、「横浜ランドマークタワー」を中心にエリア全体を活性化させ、底上げしていけたら理想ですね。

相澤
特にこの半年間ほど、私は「日本丸メモリアルパーク」の担当者としていろいろな提案をさせていただくことで、クライアントから細かいところまでご相談していただけるような関係性を築くことができました。「横浜・みなとみらい地区の会議に参加してもらって、全体を盛り上げられるようなことを一緒に考えてほしい」などといったお声がけをいただくなど、幅広いご相談をいただけることをとても嬉しく感じています。

複数の施設や地域でのヨコ連携は、横浜・みなとみらい地区の賑わいの創出にもなりますし、結果的にそのエリアの価値も高められます。一度訪れたら満足、外から見るだけで満足ではなく、いかに中に入ってもらうか、リピーター獲得へも繋げていければと思っています。

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