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「豊中市立文化芸術センター」指定管理運営 事例

市民の生活にアートの種を
創造性溢れる文化芸術のハブ施設

2017年の開館以来、JCDを代表企業とする共同事業体で指定管理運営する「文化芸術センターを含む豊中市市民ホール等」。市民とともに文化芸術を創造・発信していくハブ施設としての成長を支えた実績が認められ、第二期(2021年~2026年)も引き続き管理運営を行なっています。
また、文化芸術センターが令和5年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞したことも、関係者の間で大きな話題になりました。

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お客様のご要望

文化芸術センターがめざすのは、約40万人が暮らす豊中市の創造発信拠点。文化芸術センターを含む4つの施設(文化芸術センター、ローズ文化ホール、伝統芸能館、市民ギャラリー)の指定管理者として、多くの市民が文化芸術に触れる機会を提供することはもちろん、次世代を見据えた地域文化を支える人材育成の推進を、重要な目標に位置付けています。

豊中市の独自性を活かした劇場ブランド確立の提案

第二期に向けた事業計画書では、第一期の公募時点から改訂された豊中市文化芸術推進プランとの整合を考慮しながら、豊中ならではの事業展開で、独自性のある劇場ブランドの確立をご提案しました。
豊中市に本拠地を置くプロオーケストラ・日本センチュリー交響楽団や大阪音楽大学、地元ゆかりのアーティストを起用した公演を企画するなど、豊中市らしいコンテンツを充実させ、劇場ブランドの確立をめざしています。また多様な事業提案の中で高い評価を受けたのが、第一期で事業の土壌が培われた人材育成事業「とよなかARTSワゴン」の継続でした。

とよなかARTSワゴンロゴ「とよなかARTSワゴン」とは

地域はもちろん全国で活躍できるアーティストと、アートと街とヒトをつなげるコーディネーターを育成する、アートに特化した人材育成プログラムです。

<レジデントアーティスト>

豊中でのアーティスト活動に意欲あるアーティストをオーディションで選考。1年目はアートマネジメント講座やアウトリーチ研修を経て、市内の小学校などに出向くアウトリーチプログラムを実施。2年目はアウトリーチ活動に加え、様々なイベントやホール主催公演に出演。2年間、豊中市立文化芸術センターのレジデントアーティストとして、将来の糧となる経験を重ねていきます。

<市民アートコーディネーター>

アートを取り巻く社会的な意義や価値を学ぶアートマネジメント講座(全7回)を修了した、希望者向けのプログラムを実施。レジデントアーティストとともにアウトリーチ研修や企画制作に参加したり、ワークショップの打ち合わせや当日の進行を担ったり、現場で活躍するコーディネーターを育成します。

<アーティストバンク>

市民とアーティストをマッチングする、アーティスト人材紹介システム。登録アーティストは、レジデントアーティストとして2年間活動し優れた演奏技術や表現力、そして、コミュニケーション能力や地域アーティストとして活動するノウハウをもつ演奏家たちです。コンサートやリサイタル、ワークショップや小学校への出張公演など、市民とアーティストの交流を創出しています。

ふれアート<ふれアート>

レジデントアーティストやアーティストバンク登録者が、市内の小学校を訪問して演奏するアウトリーチプログラム事業の名称。アーティストから直接聞く音楽や楽器についてのお話、心に響く生演奏などを通して、アートを身近に感じてもらい、こどもたちの感性や創造性を育むことを目指しています。令和4年度は、小学校へのアウトリーチは全97回開催しています。

劇場ブランド向上への取り組みとその成果

開館当初から管理運営に携わり、「とよなかARTSワゴン」を軸とした地道な事業を継続してきたことで、地域の人々に認知され、ハブ施設としての機能性を高めることができました。
具体的には、文化芸術センターが主催する芸術文化事業は、年間で80回以上開催され、センターの年間来館者数は39万人超を記録しました。その中でも特に注目すべきは、主要事業である「センチュリー豊中名曲シリーズ」です。このシリーズは開館以来初めてとなる年間平均来場者数1,000名を超える記録を達成しました。これらの地道な活動が評価され、この度、文化芸術センターが令和5年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞することができたのだと思っています。
※上記のデータは令和4年度の実績

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担当者インタビュー

とよなかARTSワゴンQ.「地域創造大賞(総務大臣賞)」の受賞を聞いていかがでしたか。

2023年の年末に受賞施設の発表があったのですが、全国を代表する施設が選ばれてきたこの賞に当施設が選ばれたことは大変光栄なことです。もともと「音楽あふれるまち」であり、アートを受け入れる土壌があった豊中市だからこそ、様々な事業が根を張り、実を結んだのだと思います。

Q.2019年からスタートした「とよなかARTSワゴン」も今回の受賞に影響しているのでしょうか。

2年という歳月をかけてアーティストを育成し、その後もアーティストバンクに登録して活躍の場を提供しています。さらに地域社会とアートをつなげる市民アートコーディネーターの育成も行うなど、「とよなかARTSワゴン」によって市民とアートとの接点はかなり増えました。多くの市民がアートに親しみを持ち、関心と理解が広がったことは、受賞に大きな影響を与えたと考えています。

インタビューの様子Q.豊中市に本拠地を持つ日本センチュリー交響楽団とのパートナーシップ協定も、他の自治体にはない個性ですね。

私たちは日本センチュリー交響楽団をプロフェッショナルな楽団、オーケストラとしてだけでなく、地域の重要な文化的資源として位置付けています。年4回のペースで開催しているセンチュリー豊中名曲シリーズのファンも着実に増えていますね。2024年度は「歩み」を年間テーマに、 "これまで"と"これから"の道のりを想起させるプログラムを企画し、オーケストラと協同で公演を制作しています。公演をより深く、様々な視点で楽しんでいただける関連企画も実施し、ファン層の幅を広げています。

Q.隔月発行のフリーマガジン[アペリティフ]の制作におけるこだわりは?

文化芸術センター、ローズ文化ホール、伝統芸能館、市民ギャラリーの公演情報や「とよなかARTSワゴン」など主催事業の取り組みを紹介している『アペリティフ』。その表紙には必ず、イラストレーターさんに豊中市と関連のある背景を描いてもらっています。関連施設だけでなく豊中市内の各所で配布しているので、気軽に手に取っていただきたいです。

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Q.文化芸術センター内のパブリックスペースにあるカフェ空間は、こども食堂の機能も?

ORION COFFEEすべての人にやさしく快適な施設であるためのサービスのひとつに、館内コミュニケーションロビーで提供しているカフェ「ORION COFFEE」があります。ここでは、業務委託しているカフェ事業者が「こども食堂」を通年で運営してくれています。中学生以下のこどもたちは無料で食事することができます。地域の方々が200円寄付すると、1枚チケットが発行され、こどもに1食分が提供される仕組み。2023年は年間で924人のこどもたちに食事を提供することができました。

Q.今後の展望をお聞かせいただけますか。

大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻との共同企画、京都芸術大学に主催事業にかかる効果測定を依頼した協働プロジェクト、大学生のインターンシップ受け入れなど、文化芸術センターでは積極的に文化芸術を担う団体や教育機関とのネットワークを築いてきました。これからは、魅力あるまち豊中に根づかせた文化芸術を、さらに広い世界へと届けることも重要なミッションになります。創造発信拠点として何をすべきか、アーティストやコーディネーター、そして市民の方々と一緒に考え続けて参ります。

豊中市立文化芸術センター 基本情報

  • 住     所  大阪府豊中市曽根東町3-7-2
  • 開 館 時 間  9:00~22:00
  • 休  館  日  毎週月曜日(祝日と重なった場合は翌平日)
             及び年末年始12月29日から翌年1月3日。詳しくは下記ホームページをご覧ください。
  • 公 式 サイト  https://www.toyonaka-hall.jp/

豊中市立文化芸術センタースタッフ

私たちは、地域の独自性を活かし、文化芸術を通じて人々の心を豊かにする交流拠点として、さらなる成長を目指しています。アーティストや市民とともに、新たな創造と発信を追求し、豊中市の文化芸術の未来を築いていきます。

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