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JCD NOW!

JTBコミュニケーションデザインの様々な取り組みをご紹介します。

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「日本万国博覧会記念公園」指定管理業務 事例

大阪府が管理する公園を9社による組織体で運営。
インバウンド対応や地域連携を推進。

大阪市中心部から電車で約30分、大阪市に隣接する吹田市に、緑豊かな「万博記念公園」があります。「万博記念公園」はその名の通り、1970年に開催された日本万国博覧会の跡地を活用したもので、シンボルとして有名な岡本太郎の「太陽の塔」はじめ、自然、ミュージアムなどの魅力満載の公園です。約 260hr(甲子園球場約65個分)という一日では歩きつくせないほどの広大な敷地には、四季折々の花が咲き、いくつもある広場では大小のイベントが数々催され、園内の各運動施設・文化施設も大いに賑わう、関西圏の人々の憩いの場となっています。
2018年10月から当公園の指定管理業務を大阪府より受託し、JTBコミュニケーションデザイン含む計9社で組織した「万博記念公園マネジメント・パートナーズ」が運営にあたっています。9社それぞれに役割があり、当社は施設の運営全般を担当しています。

施設ピックアップ

太陽の塔と生命の樹

「太陽の塔」は芸術家の岡本太郎がデザインし、1970年大阪万博のテーマ館の一部として作られました。全長約70mのその内部は展示空間となっており、鉄鋼製の「生命の樹」が上へ上へと伸びています。幹や枝には33種183体の生物模型が取り付けられ、生命の進化の過程をあらわしています。
1970年大阪万博閉幕後、原則、非公開のままでしたが、耐震工事などを経て2018年3月から内部を一般公開しています。

太陽の塔と生命の樹
太陽の塔と生命の樹

EXPO'70パビリオン

1970年大阪万博当時の出展施設であった鉄鋼館を利用し、博覧会の記念館として、2010年にオープンしました。当時を体感できるような展示で昭和レトロが満載、カメラ必携です。
こちらの運営も当社が担当しています。

EXPO'70パビリオン展示の一例
展示の一例

担当者インタビュー

Q・具体的な業務内容は?

私たちは運営部門を担当しており、6カ所の入園ゲート、太陽の塔、EXPO'70パビリオン、自然観察学習館、運動施設などの施設運営全般を管理しています。
今まで積み重ねた施設運営のノウハウを活かしたオペレーションの効率化などを積極的に導入し、確かな手ごたえを感じています。例えば、一年で一番にぎわう桜の時季は、毎年出入口ゲートに行列ができ、入退場制限するほど混雑していました。今年はその改善策として、防犯カメラを活用し、動線をコントロールした所、入退場がスムーズになり入場者数で前年比約125%を達成できました。G.W.なども例年より入場者数がアップしています。
入園料金などの金銭管理も課題のひとつでしたが、入金機の導入で人的作業の効率化と防犯におけるリスクマネジメント面で成果を上げています。さまざまな面で民間の柔軟な対応が実を結びつつあると実感しています。

 桜まつりの頃
桜まつりの頃

Q.インバウンド客も増えていると聞きます。

うれしいことに万博記念公園には多くの訪日外国人のお客様が来てくださっています。皆さんやはり太陽の塔との記念撮影を楽しんでいますね。中には太陽の塔に心を奪われてしまい、塔の近くにいつも居たいからと公園スタッフに就職してしまった外国人もいるほどです。
太陽の塔の内部公開は完全予約制となり、公式サイトで受付を行っています。「内部がみたい」という外国人からのリクエストも多く、予約ページを多言語化しました。また、海外からの問合せには、案内をテンプレート化して対応しています。大阪で今後ますます高まるインバウンド需要をしっかりと把握し、ニーズに 応えていきたいと思います。

Q.オールシーズン楽しめますか?

春・秋がハイシーズンで春の桜の期間が最大の多客期間です。夏・冬は閑散期ですが、今年の夏は水あそびやおばけ屋敷を取り入れ、夜間延長とイルミネーションなどの実施で新たな楽しみ方を提供する予定です。最新情報はホームページにアップしていますのでご覧ください。
・万博夏あそび特設サイト: https://banpakunatsu.jp/

Q.大阪万博記念公園を拠点とした、地域の皆様との取り組みを教えてください。

公園内の自然観察学習館ではボランティア団体の協力のもと「学校支援活動」や植物、昆虫、野鳥などの「観察会」を展開しています。 こういった取組みを通じて園内の「自然の魅力」を体験していただくことで、地域で「学ぶ」地域で「教える」という知識の循環を創出し、人々の交流拠点となるような活動を行っています。
・自然観察学習館:https://www.expo70-park.jp/facility/nature/nature-01/

公園生まれのトンボ
公園生まれのトンボ

Q.あらためて、大阪万博記念公園の魅力を教えてください。

最大の魅力は、「人類の調和」たる豊かな「自然」だと思います。
1970年大阪万博閉幕後、パビリオンが林立したエリアは人口地盤の上に様々な草木が植えられ、一から緑化が進められました。半世紀経った今では公園内に緑があふれ、特に60万本の木々が形作る「万博の森」エリアでは、この地域に合った生態系が育まれつつあります。当公園はいわば、自然の森を再生した公園なのです。
1970年大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」であり、先端技術を駆使したパビリオンで「人類の進歩」が表現されました。その後の自然の森再生は「人類の調和」の表現だと思っています。

大阪万博記念公園のビフォーアフター
大阪万博記念公園のビフォーアフター

すべての写真提供(7点):大阪府

日本万国博覧会記念公園 基本情報

  • 住     所  大阪府吹田市千里万博公園
  • 営 業 時 間  9時30分から17時
             入園時間は閉園の30分前まで
  • 休  園  日  毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日の木曜日)
             ※イベント等で臨時開園する場合があります。詳しくは下記ホームページをご覧ください。
  • 公 式 サイト  https://www.expo70-park.jp/

万博記念公園スタッフ

私たちは、万博記念公園における、太陽の塔、EXPO'70パビリオン、自然観察学習館といった各施設の運営を行っています。この運営業務を通じて、人と人との交流を生み、育むためのコミュニケーションデザインを進めることで、大阪のさらなる発展・活性化にも貢献していきたいと思っています。

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