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スマート社会を実現する"エッジテクノロジー総合展"

「組込み総合技術展 & IoT総合技術展 2019」 大阪開催レポート

「組込み総合技術展 & IoT総合技術展」は、組込み技術(家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステム)の総合展示会である「Embedded Technology/組込み総合技術展」とIoT先端技術が集結する「IoT Technology/IoT総合技術展」で構成され、大阪、横浜、名古屋の計3ヶ所で開催される国内最大級の専門展示会です。

西日本地区では今年、2019年には、6月13日(木)、14(金)の2日間、グランフロント大阪にて関西圏エリアで業界唯一の専門技術展&カンファレンスとして開催されました。

組込みシステム業界の普及および啓発を担う一般社団法人組込みシステム技術協会とJTBコミュニケーションデザインが共同で西日本地区での開催に取り組みはじめてから10年目となる今回は、95社178小間の出展者/6,089名の来場者が集まりました。

事業パートナーである(一社)組込みシステム技術協会 渡辺ET事業本部長も、「クラウド側はGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)が圧倒的な存在感を放っているが、エッジ領域にはさまざまな新しい技術が登場しており、今後日本が十分に強みを生かして戦っていける領域だ」と語っていますが、「エッジコンピューティング」は、これからの成長分野を支える技術として大変注目されている分野です。

近年のテクノロジーマーケットのトレンドが『クラウド』から『エッジ』へと移行しつつ中、本展は、"ET(Embedded Technology)×ET(Edge Technology)"をキーワードに「エッジテクノロジー」の最戦隊情報が集結する総合展として、さらなる進化を目指しています。


加速する"エッジシフト"のマーケットニーズに応え、エッジテクノロジーの最先端情報を発信!
ET West & IoT Technology West 2019 開催レポート

2019年の開催では、これから有望なエッジテクノロジーとして注目を集める「エッジAI(人工知能)」「セキュリティ」「無線通信技術」に焦点を当て、これらの技術を生かすアプリケーション分野「モビリティ」「ロボティクス」「エネルギー」の3分野を"ピックアップテーマ"とし、カンファレンスと連動した展示会を実施しました。


■展示ブース
95の企業が出展し、多くの製品やサービスの、最新技術が集結。来場者のみなさまの熱気に包まれた場となりました。

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■ヒートアップセッション

組込み技術者が気になるホットなテーマを取り上げ、聴講者とともに盛り上げるセッションです。
IoT活用、オープンイノベーション、組込みTDDなどをテーマに全4セッションを実施しました。

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ヒートアップセッションの様子

フューチャークリエイションセッション

ET/IoT West初となる、実践参加型ワークセッションを行いました。テーマは、"いかがわしく組込め!日本のITエコシステム 〜大阪・関西万博から仕掛ける未来の日本〜"。本セッションでは、これまで、人々が経験をしていなかったサービスを未来の先端技術だけでなく、枯れた技術との組合せ(掛け算)によって実現出来る事例が情報のシャワー形式で紹介され、参加者のみなさんにとってワクワクするようなアイデア創発の昇華の機会となりました。

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フューチャークリエイションセッションの様子

ET West & IoT Technologyが見据える、スマート社会

2019年11月に開催された横浜展では、前年より新たなビジネス創造を目的に欧州、台湾COMPUTEXや東京大学TLO、DMM.make、などの国内外スタートアップ50企業を集めたブースエリアを設け、国内外主要メーカーやITベンダーなどとの接点づくりに力を入れました。他にも、学生に向けた出展企業の最新エッジテクノロジーの体験セミナーや展示ブースの見学ツアーの実施、組込み業界の発展と国内産業の競争力向上に寄与する製品・サービスを表彰する『ET/IoT Technology AWARD』の開催、制御の実装からビジネスモデルの構築までを網羅し、業界に必要な次世代人材育成を目指す『IoTイノベーションチャレンジ』『ETロボコンガレッジニア』などの実施も行い、さまざまな分野から注目を集めました。

西日本エリアでは、2020年も引き続き、7月2日(木)・3日(金)にグランフロント大阪での開催が決定しており、2020年2月5日(水)・6日(木)には名古屋での開催も控えています。

IoT、AIなどの先端技術が日本のあらゆる産業を大きく変えようとしているいま、産業や経済は様々につながり、知識や情報の共有、新しい価値やサービスの創出が行われ、目指すべき未来社会「超スマート社会-Society5.0」に向かう、その真っ只中にあります。自動運転やスマート工場、スマートホームなどに代表されるその社会の実現には、多種多様なIoTデバイスから収集される大量データをリアルタイムに、高効率に処理・分析することが不可欠です、その基盤技術となるIoTは活用が加速していますが、一方ですべてをクラウド側で処理することの課題が顕在化しています。

こうした課題の解決策に、俄然注目されているのが「エッジコンピューティング」であり、本展示会では、AI、セキュリティ、ブロックチェーンといった最新技術から、MaaSの先にあるアプリケーションサービス(モビリティ)、5Gで広がるサービス(ロボティクス)、ブロックチェーンがもたらす新しいビジネスモデル(エネルギー)など進化が期待される応用分野まで、実現されるスマート社会の一端をご紹介できるよう、「アジア最大規模のエッジテクノロジー総合技術展」として、さらなる進化を遂げていきます。

【担当者インタビュー】

Q.ET West & IoT Technologyの大阪開催についてはどのように考えていますか?


A.本展示会は、横浜開催から始まっていますが、産業、経済界事業者が多く集まる西日本エリアでも、引き続き開催していきたいと考えています。
大阪展では、近畿、中国、四国、九州エリア等から出展いただいていますが、さらに広域西日本エリアの方にご出展いただける可能性があると思っています。

Q. 関西におけるET West & IoT Technologyの特徴は?


A.関西は昔からものづくりに強い地域性があり、例えば、ET WestではET(横浜展)に比べてFA(製造業)の来場者が多くなっています。また、横浜展よりも会場がコンパクトであり、滞在時間が短くても来場者に全体を見ていただけるため、出展者の方にとっては、小スペースの出展でもしっかりPRができるという利点があります。
関西のものづくりに関わる企業とのビジネスマッチングを狙って、多くの首都圏の企業さまにも出展いただいているのも一つの特徴です(56.4%が首都圏からの出展)。
今後は関西の企業の皆様にもより多く出展、来場いただき、関西経済の活性化に貢献していきたいです。また、関西ならではのセミナーやコンテンツも企画していけたらと考えています。

Q.今後、関西から全国、世界に向けてどのようなメッセージを発信していきたいと考えていますか?


A. 関西の方は地域愛が深く、またこだわりも強く持っている企業様が多いと感じています。優れた技術を持った企業様が数多く存在する「関西のものづくり&サービスここにあり!!」ということを、ET West & IoT Technology West展を通じて、もっと世界に伝えていきたいです。


◆ET West & IoT Technology West 2019 開催概要

名   称:Embedded Technology West 2019/組込み総合技術展 関西
      IoT Technology West 2019/IoT総合技術展 関西
会   期:2019年6月13日(木)・14日(金)

◆ET West & IoT Technology West 2020 開催予定

名   称:Embedded Technology West 2020/組込み総合技術展 関西
      IoT Technology West 2020/IoT総合技術展 関西
会   期:2020年7月2日(木)・3日(金)
会   場:グランフロント大阪内 コングレコンベンションセンター
主   催:一般社団法人 組込みシステム技術協会
企画・推進:株式会社JTBコミュニケーションデザイン
公式サイト:http://www.jasa.or.jp/etwest/

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